
2012年10月 北海道 旭川
ニートはニートと仲良く、強ボスをまわす。
社畜に時計回りを指導するほどまでになり、オンラインの世界で頼られる存在になった。
だがしかし、甘美な生活の中、ニート生活終了のお知らせが入る。
2012年11月中旬 ついにリアル貯金がなくなった。
ホテル巡りニートが出来なくなったのだ。
私は少し大げさな引退パーティを開き、「I'll be back」と言葉を残し休止宣言をした。
「これを機に、引退できるのだろうか」
「健全な社畜に戻れるか」
ホームレスなニートのため、帰れる場所はなかった。
貯蓄をほとんど使い果たした私は、住み込みの仕事に就いた。
寮には、テレビと電源とインターネットがあった。
ニートプレイヤーから、社畜プレイヤーに転生したのだ!
引退するには、環境が整いすぎていた。
だが、ニートのときの甘美な体験が忘れられない。
ニートにどんどん差をつけられて悔しい。
元ニートは負けず嫌いだった。
私は再びニートになることを決意し、貯蓄に励んだ。
そして、2013年3月再びニートへ転生することになる。